~~~【3dsmax初心者向け】等高線からモデルをつくる方法~~~
2020/08/03
こんにちは。デジダスキュビカの文元です。
建築パースでは外観を描く際に、近くに山があったり、小学校のグラウンドに築山があったりします。
photoshopで入れることもできますが、モデルで作っているほうが楽な時も多々あります。
何より、お客様から高さを具体的な数値、寸法で指示を頂いた際は、モデルで入れる方が確実です。
今回は等高線などのラインから地形モデルを作る方法をご紹介致します。
まずは下画像のような曲線を用意します。
ラインの作り方は過去の投稿、【3dsmax初心者向け】ラインの作成、使い方の基礎、【3dsmax初心者向け】ラインのアタッチ、連結方法を解説を参照下さい。
「作成」「ジオメトリ」から「合成オブジェクト」を選択します。
「合成オブジェクト」内の「地表」をクリックしましょう。
すると画像のようにモデルが作成されます。
ですが今のままでは作成されたモデルが粗すぎますので滑らかにします。
一度ラインに戻ります。(Ctrl+zで戻ります)
頂点の数を増やすことでより滑らかになりますのでセグメント(線)を全選択して「分割」を行います。
今回は6分割して頂点を増やします。
その後もう一度「地表」をクリックするとより滑らかになります。
滑らかにするほどデータは重くなりますのでご注意下さい。
地表の機能の中で見た目は粗くなりますが、データを軽くする方法はあります。
「簡易表示」の中で「1/2ポイントの使用」、「1/4ポイントの使用」を選択すると軽くなります。
形が粗くても問題がない場合は作業がしやすいようにすると良いでしょう。
レンダリングする際に「簡易表示しない」に戻しましょう。
また現在のモデルではうまく立体になっていない箇所があります。
そんなときは「再三角形化」にチェックを入れましょう
最終的な形の調整はポリゴン編集をのせて行います。
特に下画像の赤部分は平面となっており、必要のない箇所ですので削除を行います。
また頂点から形を調整するのも良いでしょう。
このように機能を使い分け、山や地面といったモデル作成に役立ててください。
三次曲線を伴うモデルは作りこみすぎるとデータが重くなり、作業時間、レンダリング時間に影響してきます。
作るものの優先順位、近くで見えるか遠くで見えるかをしっかり確認して制作することをおすすめします。
今回は以上となります。
何かお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
