【3dsmax初心者向け】テクスチャを貼った後の形状変更
2020/07/31
こんにちは。デジダスキュビカの文元です。
今回は放射線状に広がるインターロッキングといった、テクスチャを貼った後に形状を変更する際のテクニックについてです。
放射線状のインターロッキングを作る際、専用のテクスチャを作るのも1つの手段ですが、手間が掛かりますし、変更する場合もう一度作り直しとなります。
なので通常のテクスチャを使用してモデルを変形させることで放射線状にする方法をご紹介します。
まずは「作成」「ジオメトリ」「標準プリミティブ」の「plane」で横に長い面を作ります。
その面にインターロッキングのテクスチャを貼ります。
私はもvrayマテリアルを使用しています。
「マテリアルエディタ」で「VRayMtl」を取得し、テクスチャ画像データを取り込んで、面に貼ります。
テクスチャを貼った後「UVWマップ」をのせます。
その中の「平面」か「ボックス」を選択し、テクスチャに合った数値を入力します。
今回は2000で行います。
次に「修正」「モディファイアリスト」の中にある「ベンド」を選択します。
ベンド内の角度を360。方向を90。ベンド軸をXに選択すると放射線状に変形します。
この数値でどの方向にどれだけ曲げるかを設定できます。
ベンド内の数値や軸などを理解するとモデルの作成できる範囲が広がりますので、是非別設定も試してみてください。
拡大してみるとテクスチャが歪んでいるかもしれません。
その場合はplaneの設定に戻りセグメント数を増やすと曲線とテクスチャ表示がより綺麗になります。
セグメント数を増やしすぎるとデータは重くなりますのでご注意下さい。
モデルを曲げる際にはこの「セグメント数」が必須となりますので、この方法を使う際は「標準プリミティブ」内のボックスや平面で制作を行うことをおすすめします。
次はモデルを曲げる別の方法についてです。
まずは同じく横に長いplaneの面データにテクスチャを貼ったもの。
それと曲線のスプラインを用意します。
テクスチャを貼ったplaneに「修正」「モディファイアリスト」の中にある「パス変形(WSM)」を選択します。
パス変形(WSM)内にあるパスを選択を選択し、曲線のスプラインをクリックします。
そしてパス変形軸をXにしてplaneモデルを移動させると曲線のスプラインに沿ってplaneモデルが変形します。
曲線を滑らかにする場合はplaneに戻りセグメント数を増やします。
この方法で特殊な形状のモデルや表現に作成できるモデル、表現の幅が広がりますので是非試してみてください。
今回は以上となります。
何かお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
