【3dsmax初心者向け】モデルの穴のあけ方・ブール演算
2018/07/02
こんにちは。デジダスキュビカの文元です。
建築では吹き抜けや埋め込み照明など穴を開ける場面が多々あります
今回の内容はモデルの穴のあけ方についてご紹介します。
ラインを作成による穴のあけ方
一番簡単かつよく使用するのはラインを作成で穴をあけるやり方です。
①まずは「作成」→「シェイプ」→「ライン」で四角を作り「修正」→「押し出し」でボックス化します。
ラインについての詳細は【3dsmax初心者向け】ラインの作成、使い方の基礎にて
まとめておりますので、よろしければご参考下さい。
②「修正」のヒストリーからラインに戻って「ラインの作成」を使い、①で作成した
ラインの枠内に四角形などを作る。
※ラインの引き方によってはベジェコーナー(曲線)になるので「頂点」を選択し右クリック、
「コーナー」を選択する。
③ヒストリーの押し出しに戻ると②で作成したラインの形の穴ができました。
④またヒストリーのライン、セグメントまたはスプラインの選択でラインを消すこともできますし
shift+移動でコピーをすることもできます。
穴を開けるラインをコピーして移動させると、同じ形の穴が2つになります。
私はこのやり方を多様していますが、「ラインで作られていること」が大前提となってしまいます。
それでは、ラインを使用する以外の方法をご説明いたいます。
ブール演算による穴のあけ方
3Dソフトによってはブーリアンとも言われています。
と思っていましたが調べてみると、3dsmax日本語版は「ブール演算」で明記されており、
英語版では「Boolean(ブーリアン)」となっています。どっちも同じ意味みたいですね。
では使い方をご紹介いたします。
①「作成」→「ジオメトリ」→「標準プリミティブ」→「球体」から球体モデルと
球体モデルが貫通するボックスモデルを準備して、球体モデルを貫通させます。
②球体モデルを選択して「作成」→「ジオメトリ」→「合成プリミティブ」→「ブール演算」をクリックします。
③オペランドBを選択をクリックしボックスモデルを選択します。
④下の「操作」の中の減算(A-B)にチェックをつけると球体にボックスモデルの形の穴が開きました。
さて、この時点ではヒストリーが消えてしまっています。
なので「オペランド」の中のモデル名を選択するとヒストリーが現れます。
以上がモデルの穴のあけ方です。
建築モデルや小物など様々な場面で使用することがあるので、どんどん活用してみてください。
今回は以上となります。
何かお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
