【3dsmax基礎知識】CGパース制作に役立つ便利なショートカットキー
2017/07/07
皆様はじめまして。
今回からブログを担当させて頂きますデジダスキュビカの三輪と申します。
今年4月から入社いたしました。
今回が初めてのブログ執筆ということで、
本題へ進む前にこの場を借りて簡単な自己紹介をさせて頂きます。
お付き合い頂ければ幸いです。
改めまして、三輪 修也と申します。
大学では映像・アニメーション分野を専攻しており、
その過程で学んだ3DCGアニメーションの技術を生かそうと
今年4月にデジダスキュビカへ入社しました。
入社後は業務やモデリングソフト(3dsmax)の活用法などに慣れるため、
先輩方の後を追って日々修行中です。
私自身、3dsmaxは初めて使うソフトなので
初心者目線から発見したことなどを本ブログにて
紹介したいと思っております。
これからどうぞ宜しくお願い致します。
それでは下記より今回の本題に移らせて頂きます。
3DSMAXで使える「軸コンストレイント」ショートカットキー
3dsmax等の3DCGソフトやペインティングソフトなどのクリエイティブ系ソフトには、
作業を効率良くかつスムーズに進めるためにキーボードの組み合わせで
操作の過程を省略できるショートカットキーというものが存在します。
今回は、3dsmax 2014で用いる軸コンストレイントという機能の
ショートカットキーについてご紹介します。
軸コンストレイントとは?
今回紹介するのは3dsmaxでの、軸コンストレイントの切り替えショートカットキーです。
3dsmax上においてモデルを移動させるために用いる矢印状のものを「軸」と言います。
この「軸」の進行方向(X,Y,Z)を決めるのが「軸コンストレイント」と言う機能です。
軸を使用してモデルを移動させる場合であれば、対応する軸を左クリックするだけで
軸コンストレイントは選択され、任意の方向にモデルを移動できます。
ただし、ある特定の条件下では、軸コンストレイントをツールバーから
選択しなおさなければならなくなります。
その条件は「軸を使わずにモデル本体をクリック&ドラッグで移動させる場合」です。
下の画像はこの条件を再現した状態です。
この状態からクリック→ドラッグでモデルを上方向に移動しようとすると…
ご覧ように、有効になっている軸上でしかモデルを移動することができません。
このような状態のときに軸コンストレイントのショートカットキーが役に立ちます。
3dsmaxでは、軸コンストレイントにはそれぞれキーボードの
「F5」「F6」「F7」「F8」のキーが割り当てられています。
今回の例では「軸コンストレイントの選択をX軸からZ軸に変えたい」ということなので、
キーボードの「F7」を押すとワンタッチで軸を変更することができます。
3DSMAXで、なぜショートカットキーが必要なのか
複数個のモデルを扱う作業をしていると、今回の例のような状況が頻繁に起こります。
解決策としては、
「ツールバーの軸コンストレイントを移動させたい方向に選択しなおす」
「一度操作を戻し、モデル本体の軸を直接選択しなおす」
「目的の軸に対応したショートカットキーを用いる」
といった方法があげられます。
ここまでお読み頂いて、
「解決策があるならショートカットキーは必要ないのでは?」
という疑問を抱いた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、どの方法で作業を進めてもそこまで変わらないように見えます。
ところが、実際に3dsmaxでモデリング作業をしてみるとショートカットキーの利便性を
体感できます。
今回の例では説明のしやすさを重視してモデルは1つだけにしましたが、
大抵の場合、複数のモデルを1画面内で扱うことが多いです。
私自身、カーソルを用いてモデルを直接選択しようとすると気付かないうちに
目的と違うモデルに干渉してしまったりということが起こり、手間を増やす結果に
なってしまったことがあります。
これを防止する意味でも、ショートカットキーは有効であると言えるでしょう。
また、同じ作業工程を複数回繰り返す場合でもショートカットキーを用いれば
大幅な時間短縮と作業効率アップにも繋がります。
3dsmaxにはこれ以外にも数多くのショートカットキーが存在します。
「この操作を短縮できたらいいのになぁ…」と思ったときは是非一度調べてみてください。
もしかしたら探し求めているショートカットキーが見つかるかもしれません。
最後までお読み頂き有難う御座います。
皆様のお役に立てれば幸いです。