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マンションエントランスのパースの作成(レタッチ編)

見本画像

見本写真

完成画像

完成作品

レタッチ作業のためのライティング

今回からレタッチに取り掛かり、完成まで持っていきます。以前、白と黒の表現に関しては別記事で触れましたが、同様に壁面に当たるライトに関しても少し弱めに計算させています。これは私のレタッチ上での作業工程に関する事ですが、基本的に最終計算画像をレベル補正やトーンカーブ、色相・彩度などの色調補正でぐっと全体を締めるようにしてます。そうする事で絵にメリハリができて見栄えが良くなる事が多く、調整もしやすいからです。その為に、計算画像では少し物足りないぐらいに光を抑えている事も多いです。

 

左側が色調補正前、右側が色調補正後の画像です。

01色調補正前  01色調補正後
今回はレベル補正を掛けた後、色相・彩度を調整しました。

 

作業中は感じないのですが、最後にこれらの調整を行うことで補正前の絵のくすみのような雰囲気に気づいたりします。好みの問題や物件毎の雰囲気もありますので、絶対的にこの調整が正しいというわけではありませんが、今回に関しては絵にメリハリを持たせる事で、全体的に抑え気味の照明で落ち着いた雰囲気の中、壁面のライトや奥の坪庭に目がいくようになったと思います。

植栽や小物などの添景について

計算画像を見ていただくと分かる通り、植栽や小物は入っておりませんのでレタッチで入れていきます。このような素材は色々ありますが、その都度絵に合わせて調整します。そのまま入れるとのっぺりとして平面的に見えたり、色の濃い薄いで取ってつけた様な不自然さが目立ったりしますので、植栽自体に光の当たっている表現、影、写りこみ等、ここをさぼると途端に絵に馴染まなくなるので、少し時間を掛けました。

 

一つ例を挙げます。

 

正面奥の坪庭ですが、これは単体の植栽を複数用意し、重ねてボリュームを出し、背の高い方の植栽には下から光が当たっているような表現を加えました。紅葉に関しては、丁度良い樹木がなかったので、緑の葉を赤く変化させて使いました。

 

それから壁面のタイルに写りこませます。今回は坪庭の開口範囲が計算画像の壁面タイルに写っていたのでそこに合わせて植栽の絵をはめ込み、透明度を上げてタイルに馴染ませました。絵によりますが、本来写っていなくても、そうする事で面白みの無い部分に変化を持たせたり、タイルやガラスのようなツヤのある表現に磨きを掛けるために、敢えてモノが写りこんだ表現にする場合もあります。

 

また、影に関してもそうですが壁面など影の落ちる部分に対して少し大袈裟に入れる場合があります。主に外観等で出てくる高木なんかは葉の影を多めに入れたり、影の範囲を大きめにしたり、光の照射方向を少しずらして道路に落としたりします。やり過ぎると、不自然さが目に付いたりするので、あくまでデフォルメの範囲で調整していくのが少し難しいかもしれません。

 

作業中に気を付ける事は、一つの絵に集中して長時間作業すると、麻痺する部分が出てきます。モノの色であったり、明るさや大きさ、透明度など作業をし続けると、もっともっととやり過ぎてしまう場合もあり、後悔することもあります。少し時間を置いてから見直してみたり、周りの人に不自然でないか見てもらったりと、集中すればする程、自分に自信を持ちすぎないことも大事かなと思います。

 

CGパースクリエイター 山元

CGパースクリエイター 山元

2014 年入社。 前職で培った建築CGパースの経験を活かし、キュビカへ。 毎日新たな発見があり、日々スキルアップのため勉強中。


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